これまで長きに渡って将棋が指され、あまたの棋譜が残されてきました。その中でも名局と呼ばれる、ひときわ輝きを放つ勝負も、数えきれないほどあります。 でも……ふと振り返ってみたときに、頭から離れない一局があるんです。その指し手が、悲鳴が、熱狂が………
「ミナミ、ちょっと聞きたいこと、ありますね?」 どうしたの?アーニャちゃん。 「最近、振り飛車の将棋を勉強してましたね。でも…ちょっとおかしいです」 どういうこと? 「これ、見てください」 あ、藤井システムだね。定跡型に見えるよ? 「ニェット!こ…
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